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2階のトイレの手洗いはどうする?家族別のおすすめと後付け費用の目安

家の2階にあるトイレ、手洗いをつけるべきか迷うところです。家族構成や来客の頻度、スペースや予算で答えが変わります。この記事では、どんな場面で手洗いが役立つか、逆に省いても大丈夫な場合、後付けの方法や代替案まで、読みやすくまとめていきます。自分の暮らしに合った選び方が見つかるよう、簡潔に紹介します。

目次

2階のトイレで手洗いはどうしてる 家族別におすすめを先に紹介

2階トイレの手洗いは、家族の年齢や生活パターンで向き不向きが変わります。まずは誰にとって便利かを見て、選び方のヒントにしてください。設置のしやすさや手間も考慮して、家族ごとのおすすめを先にまとめます。

子育て世帯にはトイレ内に手洗いを付けると便利

子どもがいる家庭では、トイレ内に手洗いがあると習慣づけしやすくなります。子どもが自分で行動しやすく、手を洗う頻度も自然と増えるため、風邪や感染症の予防につながります。小さな子には踏み台や低めの水栓を用意すると使いやすさが上がります。

また、夜中にトイレに行く際も、走らずに済むため安全面でもメリットがあります。親もつき添いやすく、寝ぼけた状態の子どもが迷わず手を洗えるのは安心です。掃除面ではスペースに気をつけ、汚れがたまりにくい素材を選ぶと手入れが楽になります。

使用頻度や家族の身長差を考えて、水栓位置や鏡の有無を検討すると、長く使いやすい空間になります。

来客が多い家では手洗いの有無で印象が変わる

来客の多い家では、2階トイレに手洗いがあるかどうかで印象が変わります。階段を上がってすぐ手を洗えると、手間が少なく清潔感を感じてもらいやすいです。特に来客がプライベートスペースに入る機会がある場合は配慮になります。

一方で来客動線が1階に集中している場合は、2階に手洗いがなくても大きな不便は生じません。来客頻度と使われる場面を考えて、優先度を決めるとよいでしょう。見た目を重視するなら、デザイン性の高い小型手洗い器を選ぶと空間の印象を損ないません。

設置の際は、給排水の取り回しやメンテナンス性も確認しておくと安心です。

洗面所が近い場合は省く選択が実用的

2階に大きな洗面所があり、トイレからすぐ行ける距離なら、手洗いを省く選択は合理的です。スペースや掃除の手間を減らせるほか、設置費用も抑えられます。家族が動きやすく、混雑が起きない動線なら問題になりにくいでしょう。

ただし、夜間や子どもの使い方を考えると、移動が負担にならないか確認してください。収納や鏡の有無で利便性を補うこともできます。移動距離が短く、使い勝手が確保できるなら、手洗いをつけない選択も実用的です。

生活リズムや家族の動きを観察して判断するのが良いでしょう。

予算とスペースで優先順位を決めるコツ

手洗い設置の優先順位は、まず家族のニーズ、次にスペース、最後に予算で考えると整理しやすいです。まず誰が頻繁に使うかを想像して、本当に必要か見極めます。次にトイレ内の寸法や給排水の取り回しが可能かを確認します。

予算面では、簡易な手洗い器からカウンター型まで価格差があります。後付け工事が必要な場合は配管の有無で費用が大きく変わるので見積もりを取ると安心です。優先順位をはっきりさせれば、無理せず満足できる選択ができます。

2階のトイレで手洗いをつけない理由と困る場面

手洗いをつけない選択には理由がありますが、不便さが出る場面もあります。ここではよくある断念理由と、それが実際に困る場面を取り上げます。自分の家で起きそうな問題点をあらかじめチェックしてください。

設置スペースが足りず断念する例

2階トイレは広さが限られることが多く、手洗い器を置くスペースが取れない場合があります。特に便器とドアの間隔が狭いトイレでは、無理に置くと動きにくくなるため断念されることが多いです。

また、床面積だけでなく給排水を通すスペースも必要です。壁の内側や近くの配管スペースが限られていると工事が大掛かりになり、費用や工期の面で諦めるケースが出てきます。その結果、手洗いがないトイレが選ばれることがあります。

ただし、最近は小型の手洗い器やキャビネット一体型のものも増えているため、選択肢を広げれば設置可能な場合もあります。

洗面所との動線が良ければ省略されやすい

2階に広い洗面所があって、トイレからの動線が短ければ手洗いを省く判断がされやすいです。家族全員がスムーズに行き来できるなら、わざわざ設置するメリットが小さく感じられます。

日常的な動線や同時使用の頻度を見て、混雑がないかを確認することが大切です。もし洗面所が混雑すると予想されるなら、トイレ内に手洗いがあったほうが便利な場面も出てきます。

掃除や水はねを嫌う人の声

手洗いを設置すると、どうしても水はねや飛び散りが増えます。掃除が増えることを嫌って、省く家庭もあります。特に手入れのしにくい素材や狭いスペースだと汚れがたまりやすく、不満につながることがあります。

設置するなら水はねしにくい形状や、掃除しやすい素材を選ぶと負担は軽くなりますが、掃除の手間を避けたい場合は設置しない選択も理解できます。

タンク一体型手洗いの使いにくさ

トイレタンクに付属する一体型手洗いはスペース節約に役立ちますが、使い勝手が良くないと感じる声もあります。水流が弱い、洗面スペースが狭い、手や腕が洗いにくいといった不満が出ることがあります。

見た目や省スペース性は優れますが、毎日の使い勝手まで考えると満足度が下がる場合もあります。選ぶ際は実際の使い方を想像して検討してください。

手洗いがなくて後悔したケース

手洗いを省いたあとで後悔する例もあります。特に子どもがいる家庭や高齢者が夜中に使う場合、手洗いが近くにないと不便を感じることが多いです。来客時に「手を洗う場所が遠い」と言われて気づくケースもあります。

また、急な体調不良や汚れが生じたときにすぐ洗えないとストレスになります。設置費用を節約しても、後から追加工事をすると費用や手間が余分にかかることがあるので、将来の生活変化も考えて判断するとよいでしょう。

2階のトイレに手洗いを後付けする方法と費用の目安

後付けで手洗いを設置する場合、工事の規模や費用が状況で大きく変わります。ここでは配管の有無や器具の種類、DIYの可否、プロ依頼時の相場などを分かりやすくまとめます。目安を押さえて検討してください。

配管の有無で工事の規模が変わる

給水と排水の配管が既に近くにある場合は工事が簡単で費用も抑えられます。反対に配管が遠い場合は壁や床を開けて配管を引く必要があり、費用と工期が増えます。電気工事が絡む場合もあるため、現地調査で配管の状況を確認してもらうことが大切です。

業者に見積もりを依頼すると、配管の位置や躯体への影響も考慮した具体的な費用が提示されます。後からの追加工事を避けるために、事前にしっかり調べると安心です。

小型手洗い器とカウンター型の違い

小型手洗い器は省スペースで価格も抑えめです。狭いトイレや動線を重視する場合に向いています。一方、カウンター型は収納や見た目の良さがあり、余裕のあるスペースで使いやすさを重視する家庭に向きます。

使い勝手や掃除のしやすさ、見た目の好みで選ぶとよいでしょう。材質や水栓の種類によって長期的な手入れのしやすさも変わります。

DIYで設置する場合のハードル

簡単な小型手洗い器ならDIYで設置できることもありますが、給排水の接続や防水処理、排水勾配など技術的な知識が必要です。ミスがあると漏水や悪臭の原因になるため、自信がない場合は無理をしないほうが安全です。

工具や材料の準備、作業時間、廃材処理も考えて計画を立ててください。DIYで行う場合でも、専門家に最終チェックを頼むと安心です。

業者に依頼したときの費用相場

業者に依頼する場合、小規模な設置で数万円から、配管工事を伴う場合は十万円以上になることが一般的です。地域差や工事内容、既存配管の状況で幅があります。複数社から見積もりを取り、内訳を比較すると納得しやすくなります。

保証内容やアフターフォローの有無も依頼先選びのポイントです。追加工事が発生しやすい箇所は事前に確認しておきましょう。

狭い空間に合う製品と配置の工夫

狭いトイレでは角に収まるコーナー手洗いや壁掛け型が便利です。鏡や小さな棚を組み合わせると収納を確保できます。水栓はシンプルで水はねしにくいタイプを選ぶと掃除が楽になります。

ドアの開閉や人の動線をシミュレーションして、邪魔にならない配置を検討してください。照明や換気も忘れずに考慮すると快適になります。

工事後の水回りメンテの注意点

設置後は漏水チェックや定期的な清掃が重要です。排水の流れが悪くなった場合は早めに対応すると大きな修理を防げます。水栓のパッキン交換や配管の点検も定期的に行ってください。

冬場の凍結対策や使わない期間の水抜きも覚えておくと安心です。業者に点検を依頼できるプランがあるか確認しておくと便利です。

手洗いを置かない場合の代替案と衛生対策

手洗いを置かないと決めた場合でも、清潔に保つ方法はいくつかあります。動線を短くする工夫や消毒の活用、簡易的な装置の導入で不便さを補えます。用途に応じて選んでください。

洗面所への動線を短くする工夫

トイレから洗面所までの導線を分かりやすく、短くするだけで使いやすさが向上します。照明や床の段差をなくす、案内サインやマットを敷くなどで自然と移動しやすくなります。

また、夜間用に足元灯を設けると安全に移動できます。動線の工夫は工事費をかけずに利便性を高める方法として有効です。

アルコール消毒の正しい使い方

アルコール消毒は手洗いの代替として有効ですが、量や擦り込み方に注意が必要です。手のひら全体に行き渡る量を出し、指の間や爪の周りまでしっかり擦り込んで乾くまで待ってください。

ただし、汚れが目立つ場合はまず水で落とす必要があるため、完全な代替にはなりません。携帯用のアルコールを常備しておくと便利です。

ウェットティッシュ利用時の注意点

ウェットティッシュは手軽ですが、使った後の処理が大切です。トイレに流せるタイプでも詰まりやすい製品があるため、説明をよく確認してください。廃棄方法を家族で統一しておくとトラブルを避けられます。

衛生面では、汚れが多い場合は拭き取りだけでは不十分なことがある点にも気をつけてください。

トイレタンクで手を洗うときの問題点

タンク上の手洗いは水が冷たく流量が少ないことが多く、十分に手を洗えない場合があります。洗浄後の水を再利用する仕組みはエコですが、衛生面で不安を感じる人もいます。

また、高さや向きの関係で使いにくいことが多く、実際に使われないまま放置されるケースもあります。

簡易蛇口やボトル型の導入例

簡易蛇口や押すだけで使えるボトル型のハンドソープをトイレに置くと、洗面所へ行く手間を減らせます。手を洗う動作を簡略化できますが、水でのすすぎができない点に注意が必要です。

使い捨ての手指消毒剤や泡ハンドソープと組み合わせると、かなりの不便は補えます。

高齢者や子供を考えた配慮

高齢者や子供がいる場合は、移動のしやすさや転倒リスクを優先して考えてください。手洗いが近いことで転倒リスクを減らせることがあります。段差や滑りやすい床材の改善も有効です。

予備的に手すりや滑り止めマットを設置しておくと、手洗いがない場合でも安全性が保てます。

迷ったらこれを基準に選ぶ

迷ったときは、日常の動線と利用者の年齢構成を基準に考えてください。夜間や子どもの利用、来客頻度を想像して、どれだけ手洗いが必要かを判断します。予算が限られる場合は小型や後付けの選択肢を検討し、将来の生活変化を見越して決めると安心です。

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この記事を書いた人

新築・リフォーム・賃貸など、住まいや暮らしに関する情報をいろいろな視点から研究しています。家に帰る時間が楽しみになるような空間づくりをテーマに、読んでくださる方のヒントになるような内容を発信しています。

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